もうちょっと数学したい。

インターンシップのES(に類するもの)を2社ほど出しました。果たして通るのか。

世間は「インターンには行くべき」とか盛んにニュースで煽ってくるけど、一番問題なのは行きたくても行けない場合であって。そういう人たちにメディアはどう対処してくれるのかと。

学部卒で就活をする気はないのですが、これから分野の中でどういう専門を研究していくかの一理由となったらいいな、というのが表向きの理由。本音は後述。 

 

さて、ESで書くことはなかったのですが、どうして都市計画という分野に身を置くことになったのかという話。面接で聞かれたらはっきり話せたらいいな。そもそも面接に進めるのかという話もあるけども。

 

もともと、数学や理科は得意だったので文系と理系の括りの概念を知った中学の時から理系に進むのかなとかぼんやり考えていました。

転機になったのは高校2年の夏。最初は機電系を中心にオープンキャンパスを巡っていたのですが、なかなか興味がわきませんでした。

しかし、筑波大の社会工学類という存在に出会い考えが一変。何かモヤモヤしたものを吹っ飛ばすような何かがそこにはありました(ってことをちゃんと伝えられなきゃ面接はダメなんだけど)。

建築、都市計画、そして経済学、さらにそれらの融合が自分を惹きつけましたね。それ以来他の分野のオープンキャンパスなどには顔を出していません。大学入試も建築系の分野しか受けませんでした。

 

思い返してみると、幼少期から部屋の間取り図を見ることや鉄道に乗るといったことが好きだったので、土木や建築系に興味があったのかもしれませんね。

ちなみに高校のときは土木には見向きもしませんでした...

 

さて、建築「系」しか受けなかったというよりも「建築」しか受けなかったといったほうが正確な大学入試。ここで第一志望に受かっていなかったら自分の人生はまったく別の道を歩み始めたであろう...ということはいいとして。

入学時に学科を詳細に決めることはしたくなかったので、そうではない大学を主に受けました。もちろん、合格して入学する時は建築学科志望でしたが。

 

そう考えると大学1年は自分の考えを見直すきっかけとなることが多かった気が。

学内、あるいは学外で建築関係の人と多く交流でき、いろんな情報を仕入れることができたのは本当良かったです。

学科所属の際には建築をしていくか、都市計画をしていくか本当に迷いました。しかしその頃には、建築に進むにあたるポジティブな動機が段々と消えていった気がする。

真面目な性格なので、建築のコンペとかで条件(敷地の規模だったり予算だったり)を逸脱している物がまかり通るのが許せなかったんですね。偉ければ少しぐらい規定をはみ出してもいい、みたいな。まぁきっと建築以外にもどこ行ってもあるんでしょうけども。

そんな不信感や、思考のトップダウン型の考えが自分に合わないように思えました。あと群を抜いた多忙さ。体調崩しやすいから間違いなく留年する。

 

もちろん都市計画を選んだのにはポジティブな理由もあって、知らない街とか歩くのが好きなので、成立の背景に何があるのかは興味深かったりとか。

「計画」という言葉に魅せられていただけなのかもしれないけども。

 

そんなこんなで都市計画という分野にいるのですが、正直、理系な分野からまったくかけ離れていることに失望をしています。

元は理系の人間であり、工学部だから数理的知識を使うのかなって期待してましたが、そんなことはありません。都市計画に関わってくるのは社会学を始め、経済学、法学など、世間では文系とされる学問がメイン(経済学は理系に入るのではないかという議論はここではしないでおきます)。

学問をするだけなら経済も面白いしまだいいのですが、結局世間一般で言われる「文系就職」になってしまうのに抵抗があるわけです。営業マンとかなりたくないし。

授業も最近は面白いものが都市計画以外の分野(最適化とか、交通工学とか)に集中しているので、自学科へのモチベーションは単調減少。

数学やりたいって言ったら理学部とかの方から文句が来るかもですが。集合論とか線形空間がどうとかってのはそんなに好きではないので。

ただ、交通工学が土木分野だってことを知らなかったのは迂闊すぎた。

 

というわけで、今から学科替えるまでありなのかなぁとか思っている今日この頃だったり。卒業が2年ほど遅くなるけどね。

数理的知識をベースにした都市計画の仕事につければ理想なんだけれども。

 

しかし、だからといって他の学科に行けばよかったというのがそんなにはないのが難しいところ。同じ学科の人が(自分の見た感じでは)みんなモチベーションが高く、一人ひとり自分の考えを持っているというのが嬉しいです。上から目線ですごめんなさい。ただ他の人も自分と似たような矛盾を考えているのかなとも。

自分は結構周りの環境に左右されることがあるので、その点学科選びは間違ってなかったと思ってる。だから今から他学科に行くのはそうした不安も。

ちなみに他学科っていうのは電気系かなぁとか。情報系も面白そう。

 

そんなわけで、自分のいる学科に、そして分野そのものに不信感を募らせている状況。夢を見ている自分にさっさと現実を味わわせてやりたいっていうのがインターンをしたい理由の本音なのですが、そんなこと書いたらまず通らないか。

 

いろんな経験から感じたことをこれからも書ければと思います。では。